グローバルな視野で見ると1960年代のドイツから屋上緑化が普及し始めました。現在のドイツでは年間1,000万㎡程度の屋上緑化が施工されており、全土の陸屋根の約10%に屋上緑化が施されていると言われています。そして、現在の年間施工面積の80%以上が薄層型屋上緑化(粗放型)で、その大多数がセダムを主体とした緑化になっています。

我が国の薄層屋上緑化は、1996年にドイツからセダムを用いた緑化技術の導入をしたのが本格的な始まりです。その後都市環境の改善効果が認められ、行政の推進策を受けるなどして着実に施工面積を増加させていますが、今後更に本格的な普及が望まれています。

低管理

セダム緑化も管理は必要ですが、芝緑化等に比べ、低水準の管理で緑化の維持が可能です。

環境の向上

セダム緑化は環境の向上に効果を発揮し、建築物に加わる熱負荷を軽減します。

軽量

セダム緑化は軽量なので、既存ビルや金属屋根の緑化も可能です。