よくある質問

よくある質問の回答

Q1. 芝生は手入れが大変と聞きますが実際はどのようなメンテナンスが必要ですか?
A1,
主として、水やり・除草・施肥・刈り込みが必要です。

  1. 水やり
    1. ・春先から秋口にかけて、こまめに与えなければなりません。
    2. ・特に夏場は毎日1回/4~6L/㎡を目安に散水します。
    3. ・日中の水やりは避けてください。
    4. ・屋上における芝生緑化では、自動灌水コントローラーの設置をお薦めします。
  2. 除草
    1. ・雑草の侵入は避けられません。種子の飛来や鳥の糞、昆虫などが運んできます。
    2. ・雑草は小さいうちにハンドピック(手で抜く)で除去してください。
    3. ・また、雑草だけを枯らす芝生専用の除草剤が市販されております。
    4. ・薬剤の使用方法は各説明書の指示に従ってください。
  3. 施肥
    1. ・市販のチッソ・リン酸・カリがバランスよく配合された化成肥料あるいは有機肥料を与えて下さい。化成肥料は(「8-8-8」「10-10-10」程度)。
    2. ・30~40g/㎡(目安)施肥回数は肥料によって異なります。
    3. ・説明書を十分読んでご使用ください。
  4. 刈り込み
    1. ・梅雨前に1度、梅雨明けから秋口までの間は1~2回/月に刈り込みを行います。
    2. ・刈り高に注意が必要です。葉の3分の1を目安に刈り込んでください。
【屋上「薄層芝生緑化:刈り込みの様子」】
刈り込みの様子 刈り込みの様子 刈り込みの様子
Q2. 屋上緑化で使用される芝生にはどんな種類がありますか?
コウライ芝 コウライ芝
A2,
和芝(コウライ芝・姫コウライ芝・野芝)をお薦めします。
暖地型の芝生で、北海道南部から九州にかけて日本の気候に最も適する芝生です。
晩秋から冬季は紅葉し休眠します。
Q3. 芝生に寿命はありますか?
14年目の屋上
14年目の屋上「薄層芝生緑化」
A3,
適切な維持管理を行うことで永年的に生育が可能です。
長年美しいターフを維持するためにもメンテナンスは必要不可欠です。
水やり、除草、施肥、刈り込みなど適期適正な維持管理を行ってください。
Q4. 年間通して芝生を緑にしておくことはできますか?
A4,
一年を通して緑の芝生を形成するには、暖地型の芝生(和芝:コウライ芝など)をベースに寒地型の西洋芝の種子を蒔きます。ただし、コウライ芝は地下匍匐茎で成長しますので、コウライ芝が活動をはじめる前に茎や根に影響を与えないよう、春先に西洋芝を軸から刈り込み、消滅させることをお薦めします。西洋芝を適切に刈り込むことで、コウライ芝が芽吹いてきます。 これを「ウィンターオーバーシード」と言います。
【オーバーシード】
初期の様子
初期の様子
約2ヵ月後の様子
約2ヵ月後の様子
冬季生育の様子
冬季生育の様子
Q5. 病害虫に侵される心配はありますか?
A5,
気象条件や管理の不行き届きによって発生することがあります。 暖地型(和芝)で代表的な病気は「春ハゲ症」「黄化症」「さび病」「葉枯病」です。 害虫では「スジキリヨトウ」「シバツトガ」「コガネムシ」「トビムシ」です。 実は刈り込みと刈り取った葉を除去することで大半の病気と害虫の発生を防げます。 病気や害虫の発生は通気不良(蒸れ)、堆積葉(サッチ)、過度の水遣りや過度の施肥によって引き起こします。 また、異常気象によっても発生する場合があります。適時予防を行うことで、発生を抑制することが可能です。 春先と梅雨前、お盆明けに薬剤を散布します。薬剤の散布は、地温や気温の下がった夕刻時に行ってください。